2008年7月26日土曜日

Microsoft Office Picture Manager による画像管理法(明るさとコントラスト)

 今回は画像の明るさとコントラストの調整方法について説明します。
明るさとコントラストを調整する目的ですが、例えばデジタルカメラで撮影した写真が暗くて見づらいとき明るさを調整して見やすくしたり、コントラストを調整して写真にメリハリをつけることができます。

 明るさとコントラストの調整は [明るさとコントラスト] 作業ウィンドウで行うことができます。[明るさとコントラスト] 作業ウィンドウの表示方法は作業ウィンドウ上部の [作業を開始] をクリックして [明るさとコントラスト] をクリックすることで表示できます。(図 1 赤枠)

図 1 [明るさとコントラスト] 作業ウィンドウの表示方法

[明るさとコントラスト] 作業ウィンドウの [詳細] をクリックするとハイライトとシャドウのパラメータが表示されます。[明るさとコントラスト] 作業ウィンドウで調整が出来る項目と効果を表 1 にまとめてあります。

図 2 [明るさとコントラスト] 作業ウィンドウ

表 1 調整できる項目と効果
項目
効果
明るさ画像全体の明暗を調整できる。
コントラスト画像全体の明暗の差を調整できる。
中間トーン画像の中間色の明暗を調整できる。
ハイライト画像の明るい部分の明暗を調整できる。
シェイド画像の暗い部分の明暗を調整できる。

 それでは実際に画像の明るさとコントラストを調整してみましょう。図 3 に示す画像は、なにも調整されていない状態です。

図 3 調整前

図 4 の画像は明るさの値を + 30 に調整した結果です。画像全体が明るくなっていることが分かります。

図 4 明るさ + 30

図 5 の画像は明るさの値を - 30 に調整した結果です。図 4 とは対照的に、画像全体が暗くなっていることが分かります。

図 5 明るさ - 30

図 6 の画像はコントラストの値を + 50 に調整した結果です。明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなってメリハリが付いているのが分かります。

図 6 コントラスト + 50

図 7 の画像はコントラストの値を - 50 に調整した結果です。葉の影の部分に注目すれば分かり易いのですが、図 3 と比べ葉の明るい部分と暗い部分があいまいになっていることが分かります。画像を全体的に見てもメリハリがなくなっていることが分かります。

図 7 コントラスト - 50

図 8 の画像は中間トーンの値を + 50 に調整した結果です。図 4 の場合は画像全体が明るくなっていますが、暗い部分(葉の影の部分)があまり明るくなっていないことが分かります。

図 8 中間トーン + 50

図 9 の画像は中間トーンの値を - 50 に調整した画像です。図 5 の場合は画像全体が暗くなっていますが、図 9 の場合は明るい部分(花や壁の部分)があまり暗くなっていないことが分かります。

図 9 中間トーン - 50

図 10 の画像はハイライトの値を + 50 に調整した結果です。花や壁の白さがより明るく、際立っていることが分かります。

図 10 ハイライト + 50

図 11 の画像はハイライトの値を - 50 に調整した結果です。画像の明るい部分が暗くなっていることが分かります。


図 11 ハイライト - 50

図 12 の画像はシェイドの値を + 50 に調整した結果です。影の部分が明るくなっていることが分かります。

図 12 シェイド+50

図 13 の画像はシェイドの値を - 50 に調整した結果です。影の部分がより暗くなって強調されていることが分かります。

図 13 シェイド - 50

 画像の調整が終わったら変更を適用するために上書き保存します。(図 14 赤枠)上書き保存をすると変更を取り消すことができませんので、貴重な写真は事前にコピーしておくとよいでしょう。

図 14 上書き保存

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